ニュースリリース

佐野雅宏健保連副会長後援メッセージ

健康保険組合連合副会長 佐野 雅宏

 生活習慣病の中でも糖尿病の重症化は、医療保険財政に与えるインパクトが大きいだけでなく、現役世代として社会を担う被保険者の生活の質が著しく低下し、仕事面にも大きく影響するという問題をはらんでいます。

糖尿病の重症化予防においては生活習慣の改善が大事な取り組みですが、加入者による「自助」だけでは、限界があります。そのため、これまで健康保険組合は、事業主・従業員とのコラボレーションの下、加入者のライフスタイルやニーズに応じたきめ細かな保健事業を展開し、「共助」としての健康づくり・疾病予防に取り組んできました。「人生100年時代」といわれる今、加入者の健康増進を通じて、健康寿命の延伸と健康な高齢者が元気に働き続ける「支える側」を増やす取り組みにも貢献できる健康保険組合の役割は、より一層高まってきています。

このような「共助」の組織である健康保険組合では、事業主や従業員だけでなく、さまざまな民間企業や医療関係者とも連携しながら生活習慣病の予防・重症化予防の取り組みを行っており、これもより広い意味での「共助」だと考えています。生活習慣病を抱えておられる加入者の重症化を予防して生活・仕事の質を高め、かつ医療保険の持続性も高めるという結果につなげるためには、これまで以上に民間企業や医療関係者と連携する必要性が増してくるものと考えられます。

今般、「生活習慣に関わる疾患の医療費が最適化された社会の実現」を目指し設立された、一般社団法人LifeMaintコンソーシアムでは、「医療と産業のアライアンス構築」「成果報酬型の生活習慣病変容プログラムの研究」「健保・企業・団体および個人に対して生活習慣変容の意義の啓発活動」「ビッグデータと医療を基にした商品開発」をミッションに掲げておられ、医療費の適正化と加入者の生活の質向上の双方につながりうる、素晴らしい取組と思っております。こうした取組みを行われていることを支持するとともに励みにし、健保組合・健保連としても引き続き、加入者の健康増進に努めてまいります。

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